木造物件について

木造物件が持つ、弱さのデメリット

木造物件というと、持ち家ではともかく、賃貸では音漏れの問題があるでしょう。
賃貸の場合、住人がお互いに気遣いをしたとしても、残念ながら音漏れをなくすことはできません。

それは、材質と構造による問題で、仕方ないからです。

マンションならば、隣の部屋との間に鉄筋の周りにコンクリートを流して固めることで頑丈になり、厚さもある程度ありますから、会話や声が筒抜けになるようなことはまずないのですが、木造の場合は、隣の部屋との間は木の柱の間に板を張り、柱の間に断熱材や防音材が入っているだけですから、音が伝わりやすいのです。

防音性能は、建物構造の中で木造が一番弱く、火災にも弱い、断熱性の弱いという、弱さのデメリットが揃ってしまっていますから、賃貸物件では特に注意したいところになります。

家賃の安さはメリットですが、生活音が我慢できそうになければ、鉄筋造か鉄筋鉄骨造のマンションに住むようにしたほうが良いでしょう。

その代わり、家賃の高さは覚悟しなければなりません。

 

昔の日本家屋や神社仏閣の木造との違い

木造が弱いといいますが、今の住宅の話であって、昔の日本家屋や神社仏閣はどれも木造で、何百年も時を越える丈夫さを持って耐えています。

木造建造物の造り方や材質、メンテナンスの違いでこんなにも差がついてしまうということを、まざまざと感じるできごとではないでしょうか。

違いは、大工さんの腕前、樹齢の長さと地域に合った組み合わせをする木材、土壁の断熱、込栓やくさびの金物、茅葺や瓦葺き屋根など、すべてにおいてケタ違いともいえる時間と手間のかけ方にあります。

一番の違いは、大工さんの腕でしょう。

日本の伝統技術を尽くした構法が、木材とは思えない頑丈な強さを発揮しているのです。

今でも、京都や奈良などの有名な神社仏閣をメンテナンスする宮大工さんはいますので、もし、そういう方に一般の家を建ててもらったなら、ヘタな現代の鉄骨住宅より長持ちで頑丈な家になるかもしれません。